| 【NGEO ピックアップ！#4】世界中にひろがるグリーンの輪 |
こんにちは！
4月19日に、ミスユニバースのアメリカ代表を決めるミスUSA選考会がアメリカで放送されました。
放送局はNBCだったのですが、緑の衣装を着た司会者二人が登場。
そして放送のはじめに発表されたのが、NBCがこれから環境問題に積極的に取り組んでいくということでした。 ミスUSA頭上に飾られるティアラもエコフレンドリーにつくられたダイヤモンドだとのこと。
環境問題に取り組む人達が確実に増えていると感じられた瞬間でした。
ということで、今日はナショナル ジオグラフィックの特別号と最新号の二冊から環境問題に関する興味深い記事を御紹介させていただきます。
まず、特別号は、エネルギーに対する人々の挑戦を取り上げています。
今、地球は人間によって発掘された資源によって脅かされています。
毎日地球の表面に届けられる日の光や風を石炭のかわりのエネルギーとして変えるために何が必要なのでしょうか？
この特集号を読むと、まだまだ私たちの知らないエネルギーに関する現状があるのだと実感させられます。
例えばこんな事実を御存知でしたか？
◆カリフォルニア州は、2008年までに世界のどの国よりもガソリンを使いました。中国よりも、です。
◆天然ガスを採掘する井戸ひとつのために500万ガロン（1900万リットル）の水が必要です。
◆日本では、毎日東京駅を利用する8万人の人々によって起こる振動を新たなエネルギーに変えています。その名も振動力発電。
新たなクリーンエネルギーがもし存在しないとすれば、私たちがそれを創り出すしかありません。不可能を可能にするしかないのです。
新しいエネルギーを生み出す方法を見つけない限り、私たちの子供や孫はあふれるエネルギーの恩恵を受けることはないでしょう。
そして私たちの子供時代を明るく照らした雪を見ることもないかもしれないのです。
NATIONAL GEOGRAPHIC Collector’s Edition 09ENERGY 1870円（税込み1963円）
そして最新号の特集は屋上緑化です。
屋上のスペースが、環境問題の取り組みとして今注目されているのを御存知でしたか？
世界中の都市で、コンクリートの屋上を緑に変え、ビルを冷やす取り組みが進んでいるのです。
記事の中で12枚の屋上緑化の写真が紹介されているのですが、そのうちの一枚は東京の白鶴のオフィスです。
なんと日本酒に使うお米を会社の屋上で栽培しているというのですから驚きです。
他にもロンドンにあるソーセージ工場は、屋上に野花を一面に植え、それを囲んでいるアパートに住む人達の目を楽しませています。
スイスにある病院の屋上は一面植物に覆われていてまるでそこは植物園になっています。
地上の緑を奪って建てたビルの上に、その緑をまた戻すということが可能なのだと教えられます。
様々な方法で行なわれているこの緑あふれる屋上の12枚の写真を見ていると、自然と心が和み、優しい気持ちになりました。
地球にも人間のこころにも優しい緑。
冒頭で述べたミスUSA選考会で、司会者が環境問題のスローガンとしてこんな言葉を声高に述べていました。
“GREEN IS UNIVERSAL!”
環境問題に取り組む姿勢を“GO GREEN”と呼び、世界中の人がそれを支持するように願った言葉です。
そのスローガンの通り、GREENの輪は確実に世界中に広まっています。
NATIONAL GEOGRAPHIC(US) 09MAY 880円（税 込み924円） |
| ケリー縫子 (2009/04/21)
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