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【NGEO ピックアップ!#5】日本が食糧不足という問題を抱える日は来ると思いますか?
こんにちは!今月もナショナル ジオグラフィック最新号から気になる記事を御紹介させていただきます。

【終わりを告げた飽食の時代】

私たちのほとんどは、“食べ物”に関心があります。

朝から晩御飯の献立を考えます。
おいしいものをネットで取り寄せることもあるでしょう。
健康やダイエットのために口に入れるものにひときわ気をつけているかもしれません。

そんな風に食べ物に関する自由を楽しめる時に終わりが来る、なんて想像できるでしょうか?

残念ながら日本は、ご存知のようにほとんどの食糧を輸入に頼っています。
世界的な食料危機が訪れると、日本も当然大変な事態になることは間違いありません。
去年の様々な食べ物の値上がりがその証拠となっています。
実際、昨年の穀物価格の高騰は世界各地で暴動を引き起こしました。

この食糧危機の主な原因はやはり地球温暖化にあります。
当たり前ですが、温暖化で引き起こされる異常気象で農作物は非常に大きな打撃を受けます。

もうひとつ危惧される問題は人口増加です。増える食料需要に、生産が追いつかなくなるのです。
2025年までに現在約67億の人口は80億に増加すると予想されています。

そして忘れてはならないのが、食糧が全て私たち人間が食べるために使われるわけではないということです。
とうもろこしはエタノールへ、穀物は家畜のえさへと消費されています。

農業の仕方にも問題がないとはいえません。肥料、灌漑、種の種類、農薬などすべてが昔とは違ってきているのです。

皆さんは将来、この食糧不足を食い止めるためにどのような方法が有効だと思われますか?

遺伝子工学を駆使した農業、という人たちもいれば、オーガニック農業こそ答えだという人たちもいます。

ひとつだけ確かなことは、今まで通りの「GREEN」なやり方は通用しなくなってきているということです。

果たして私たちは新たな「GREEN」革命は起こせるのでしょうか?

ショッキングですが、現実を知ることのできる16枚の写真と共に記事を読んでいただければと思います。
NATIONAL GEOGRAPHIC(US) 09JUN 880円(税 込み924円)
ケリー縫子  (2009/05/19)