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ナショナルトラスト団体賛助会員10年を迎えて（その１）

マガジンマートは、2009年から10年間、公益社団法人日本ナショナル・トラスト協会の団体賛助会員として同会活動を支援させていただきました。

　→　[外部リンク] 公益社団法人日本ナショナル・トラスト協会ホームページ

10年の節目を迎えまして、三部構成で皆さまへこのことにつきましてご説明をさせていただきます。ますは＜＜その１＞＞です。

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＜＜その１＞＞ナショナルトラスト運動とは
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ナショナルトラスト運動をご存知でしょうか？

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英国ではじまった自然保護のための一つの方法です。

「自然という貴重な資産を国民自らが取得し守っていく」ことがナショナル・トラストの基本理念で、120年以上も前の産業革命期のイギリスで生まれました。
簡単に言いますと、「土地を買い取ってしまえば永久に開発の手がかからない」ということです。

英国だけで会員数が420万人、東京都とほぼ同じ面積の土地および広大な海岸線などを所有する世界最大級の環境保全団体となっています。
資金はすべて会費や寄付によりまかなわれています。

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ナショナルトラストとビアトリクスポター

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ピーターラビットの生みの親でもあるビアトリクスポターさんも創成期の活動者の1人です。
彼女は、湖水地方の美しい風景を守るために1,700haを超える土地を買い取ったうえで寄付し、その維持管理をゆだねました。

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ナショナルトラストと水源問題

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近年では世界的な水不足を背景に海外資本が日本の水源地の森を取得するという事態が発生しており、そのような行為から山を守る体制が今の行政の仕組みにはありません。
残り少ない原生林を守り抜くことができるナショナルトラストは、それに対する有効な一策となっています。

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ナショナルトラストと遺産相続

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寄付金による買取だけでなく、譲渡もあります。
先祖代々受け継いできた自然を後世にそのまま残したい・・・という地主さんの想いにナショナルトラストはこたえることができます。

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ナショナルトラストと希少動植物

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絶滅危惧にある生き物を守る場合、その生息環境から丸ごと守る必要があるのは当然です。ナショナルトラストならそれが可能です。

例えば、2013年アマミノクロウサギ・トラスト地取得キャンペーンには、当社も参加しました。
同協会の2019年の助成先の一つは、NPO法人ツシマヤマネコを守る会と決定しました。

　→　[外部リンク] 同協会助成実績（PDFファイル）

人間が生きるに最重要は「水」である（災害発生時第一の課題は水の確保である）という当たり前のことを、昨年、西日本豪雨被災地支援の体験で痛感しました。
ナショナルトラスト運動の持つ重要性を被災地で再認識させてもらったという次第です。

　→　西日本豪雨復興支援活動についての当社報告

イギリスでピーターラビットのビアトリクスポターさんが発信した願いは、日本においてはジブリ映画で感じることができますね。

何よりも大切な水。

水を生むのは森。

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ナショナルトラストとジブリ

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「水」と「森」、ジブリの映画にはそのメッセージが強くあらわれていると感じます。

そんな宮崎駿さんは、トラスト運動の大きな輪の中にいらっしゃいます。

　→　[外部リンク] 公益財団法人トトロのふるさと基金＜ウィキペディア（Wikipedia）＞　同財団ホームページ

10年の節目を迎えまして、当社はこのたび同協会団体会員を一旦退かせていただき、
これからは同協会の団体正会員である公益財団法人柿田川みどりのトラスト（静岡県清水町）の活動支援というかたちで引き続き参加を継続してまいります。

　→　[外部リンク] 公益財団法人柿田川みどりのトラスト（Facebook）

特に、同会が推進されている富士山の森づくりの活動には、これからも積極的に参加を継続します。

　→　[外部リンク] 柿田川みどりのトラストHP「水源涵養」の活動について

柿田川みどりのトラストは、団体正会員として同協会の長く中核を担っています。
（柿田川みどりのトラストの漆畑会長は、日本ナショナル・トラスト協会の副会長を務めておられます。）

さて、次は「当社がやってきたこと」について＜＜その２＞＞で書かせていただきます。しばしお待ちください。

ここまでのご一読に深く御礼を申し上げます。ありがとうございました。

＊当社の営業外活動履歴はこちらをご参照ください。