~出会いを糧に~ 福島、花見山の皆さん♯2 |
前回に続き、花見山イベントのご報告。
住み慣れた土地を離れ、仮設住宅で暮らさざるおえなくなってしまった被災地の方々・・・、
今もなお、私たちの想像を越えるご心労があることと思います。
にも関わらず、
今回、参加してくださった皆さん、とても明るく、「こういう機会をつくってくれて、ありがとう、ありがとう。」と仰ってくださいました。
「完成したら、是非、お写真、送ってくださいね!」と、別れ際にお話しました。
それから数日後・・・、本当に完成写真が届き、とても嬉しかったです。
イベント開催にあたり、ご協力いただきました「NPO花見山を守る会」では、手芸教室とさき織り教室が開催されています。
刺しゅうの合間に、皆さんの作品を見せていただきました。

お教室の様子や作品の作り方など、生き生きとお話してくださる皆さんが、とても印象に残っています。
そして、私は、思いました。
「やっぱり、手芸って、いいな。」と。
作品が完成したときの喜びは、もちろんのこと!
手芸を通じて、知らない者同士が仲間になり、話に花を咲かせたり、
手芸をしている時間は、他のことを忘れて、無心になれたり。
手芸には、こういった不思議な不思議な力があるんですよね。
皆さんとお話をしながら、今後の活動のヒントをいただきました。
その一つが、こちらです。
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当店のお客様にご協力をいただき、家で眠っている手芸材料(毛糸や刺しゅう糸、布など)をお分けいただき、
花見山の手芸愛好家の皆さんに活用していただくというのはどうでしょうか・・・?
眠っている手芸材料が、福島で、一人でも多くの笑顔に変われば・・・と願い、この案を形にできるよう、現在、準備しております。
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複雑な思いを抱えながらも、新しい土地で暮らす皆さんに、元気をもらって新幹線に乗り込みました。
「桜の季節に、是非、いらっしゃいね。」という花見山の皆さんからいただいた温かいお言葉を胸にしまって。
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山内 恵美子 (2015/10/18)
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