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BRODERIES AU POINT DE CROIX ET TRADITIONS - ハードカバー書籍
ライター:山内 恵美子
「アルザスって、いったい、どんなところだろう?」
そんな素朴な疑問に・・・・ 数々の写真とクロスステッチ図案を通して、偽りない本物のアルザスを惜しみなく紹介した書籍です。 *Centenaire du Musée Alsace(100年を経たアルザス美術館) 複雑な歴史を辿ったアルザス、しかし、そこには常にアルザスの人々がおりました。この地方独特の色彩・絵柄を紹介しております。 *Une cuisine alsacienne(アルザス料理) 陶器の器やお皿、お菓子を焼くときの型などに描かれている美しい絵柄をクロスステッチに起こしました。 *Les pièces magnifiques de mes amis(友達の素晴らしい持ち物) 「良い仲間を持とう~♪」という歌のように、私にも素敵な友達がおります。 そして、彼女たちのお宅へ行くと・・・・?! *Gisèle Dennefeld artiste imagière(芸術家Gisèle Dennefeld) しっかりした足取り、そして、見る力(眼)を持つ93歳のGisèleさん。彼女の描くアルザスを刺繍で表現。アルザス独特の色使いに注目してください。 *Un folklore vivant(なお生きつづける民族芸術) 「私たちのアルザスは、なんて美しいんだろう~♪ 夏には、小麦・葡萄・ホップ(ビールの苦味になる)が実る、実る♪小麦・葡萄・ホップ♪」 アルザスを象徴する動植物をクロスステッチで表現しました。 *Point de croix et déco(クロスステッチと装飾) 家の中に作品を上手に取り入れました。 *Noël en Alsace(アルザスのクリスマス) フランスでも最も美しいと言われているアルザスのクリスマス。いつか行ってみたいものです☆ *La maison rurale de l’Outre-Forêt(田舎の家) 木組みの家並みが大切にされているアルザス地方。 紹介されている作品すべてに、カラーの大きめな図案が掲載されております。 今すぐにでも始められますね! ページ数:143 出版社名:ARTE LIBRIS 著者名:Fabienne Bassang 言語:フランス語 |
私も大切にしている一冊です。飾りのない素朴な感じの伝統的な図案が好きな方にお勧めです。著者Fabienne Bassangさんのいくつかある本の中でも、とりわけ、良いなと思っています。以前、作品展でお会いした時、彼女が仰っていました、「本書が一番人気」と。アルザスの暮らしに根付いたモチーフ、人々の思いを想像しながら、刺繍できたら・・・と思います。
タイトル通りアルザス地方の伝統的モチーフの本です。アルザス地方といえばドイツ、スイスとの国境付近。ドイツやスイスなどの古本も集めていますが、図案中心で白黒のものが多く、どんな色使いにしようかなど迷うところですが、こちらの本はオールカラーで、壁かけ、テーブルマット、針山、バックなど生活の一部としてすぐ使えます。
伝統的モチーフは敷居が高いかんじがありましたが、とても実用的でかつ写真集のように美しい一冊です。
表紙にもあります赤青のツリーや花瓶のマットも作りたいです。