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ライター:板橋まりえ
カラー糸でモダンなカテリーナ・デ・メディチ刺繍 16世紀、イタリアからアンリ2世に嫁いだ王妃カテリーナ・デ・メディチ(フランス語読み: カトリーヌ・ド・メディシス)によりフランスに持ち込まれ、流行したと言われる刺繍があります。 これが、ウンブリア州生まれの「カテリーナ・デ・メディチ刺繍(Punto Caterina de' Medici)」です。「プント・マダーマ(Punto madama)」とも呼ばれます。 鳥などの動物モチーフが組み込まれた幾何学模様は、どことなくイタリアの伝統を思わせます。 伝統的なカテリーナ・デ・メディチ刺繍は、主に白色の太糸や目の粗い布を用い、時には布にびっしりと刺します。太めの糸で浮き上がったような仕上がりが特徴的です。 本書では、そんなカテリーナ・デ・メディチ刺繍にカラーの糸を使い、明るくモダンな仕上がりを目指しています。 ※カテリーナ・デ・メディチ刺繍のそのほかの書籍はこちら↓ 『CATERINA DE' MEDICI』 カトリーヌ・ド・メディシス刺繍、カテリーナ刺繍、ホルベインステッチ ページ数:64 出版日:2020/06/25 出版社名:Nuova S1 著者名:Silvana Fontanelli 言語:イタリア語 |
作品の写真と図案が24点ほど、他に数点の図案と刺し方の手順などが数ページ掲載されています。
作品は50cm位の大きさのテーブルセンターやクロスなどが多いです。
写真には生地や糸の色、1目の糸数も書かれていますしサイズも書かれていますのでとても参考になりました♪
イタリアを含め海外出版の本は、日本で出版される手芸本とは違って手順が詳細に書かれていることはあまりないように思います。
この出版社の手芸本は10冊以上持っていますが、この本に書かれていなくても他の刺繍本の中にこれまでわからなかったことが書かれていたりしますので、そんなものだと思って購入しています(笑)
本は増えていきますが、イタリア人ならではの発想力を感じたり、個性的なモチーフを見られるだけでも購入して良かったと思います。