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ライター:山内 恵美子
[★今月の一冊(2月)★]
植物の種類や名前、新しい手芸店、作家さんの特徴・・・など、クロスステッチを始めると色々な発見があります。寒さが身に堪える2月・・・。家にこもることも多い時季だからこそ、じっくりと何かに取り組み、嬉しい発見を重ねたい!そんな思いが込み上げ、2月は、装飾アルファベットだけでないMaison Sajouの魅力を発見できる一冊を選ばさせて頂きました。 私は、内容画像でご紹介しているアルザス図案2点を刺してみましたよ。一つは友人への贈り物にしました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「昔の刺繍出版物で最も有名だったMaison Sajou(メゾン・サジュー)。 青、薄紫、緑、もしくは褐色の、パタパタパタッと開くアコーディオン式の小さなアルバムは、昔も今も変わらない非常に人気ある図案集です。 一般的にアルファベット図案集が有名ですが、その他のモデルもあるのですよ。とりわけ、Jaques-Simon Sajou氏(1805-1882)が協力した出版物「Le conseiller des dames」や「Le moniteur des dames et des demoiselles」に掲載された図版です。本書では、それらのモチーフを現代に合った作品に仕上げました。」(序文より) 作品紹介 ・中世の紋章モチーフをクッションに ・教会の祭壇用に奨励されていたモチーフをテーブルウェアに(表紙参照) ・肘掛け椅子のタピスリーの花模様(フクシャやデージー他)計12種 ・19世紀末のアルザスモチーフ(裏表紙参照) ・赤糸一色のミシンモチーフをそのままミシンカバーに ・花の繰返しモチーフを刺繍して、周りにレースで飾ったマフラー(襟巻き) 他 特徴 ・お仕立ての参考になる美しい写真掲載 ・刺繍糸はLaine Saint-Pierreを使用、よって糸番号もLaine Saint-Pierreの番号 (もちろん綿刺繍糸でも全く問題ないと記載あり) ・クロスステッチのみ掲載の1冊 ページ数:95 出版社名:MARIE CLAIRE 言語:フランス語 |
本っていいな
本っていいな
表紙をながめる
ページをめくる
紙の音
インクの香り 紙の匂い
綺麗な写真
素敵なデザイン
何冊も並べて
みる くらべる
あれもいい こちらもいい
迷ったり 考えたり
お茶を飲みながら
どれにしよう なにをつくろう
糸は どの色? どの布にする?
なやむことも 楽しい時間
飾ってみれば 素敵なインテリア
本っていいな
やっぱりいいな
落ち着いた色ものが多いですね。小さな本ですが、見ているだけでも楽しいです。
素敵なキーホルダーは携帯のストラップにも応用できそうです。色遣いやデザインなどSAJOUの世界をお手ごろに体験?できる本だと思いました。使用糸はSAJOUですが写真が豊富なので、DMCでの代用色も選びやすいのでは、と思います。エンブレムは息子のグッズに付けたらカッコイイと思っています。
私としては、頑張ってミシンカバーを作りたいです。
ミシンカバーが作りたくて買いました。
思ったよりも小さい本でしたが、写真がきれいだし、どれもシックなデザインで気に入りました。
SAJOUというと誰もが思い浮かべるであろうアルファベット文字は少なく(3種類)、むしろボーダーなど模様ものが目立ちます。またちょっと珍しいデザインとしては西洋中世風のエンブレム(紋章)デザイン、クラシックな威厳があって男性の部屋にも良さそうです。ただSAJOUとのコラボ本なので色指定がすべてSAJOU糸のみになっています。正直使いづらい…。まあしょうがないですけどね。