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RICAMARE IL MARE - ソフトカバー書籍
ライター:板橋まりえ
イタリアのElisabetta Sforzaさんの、花の刺繍でできたアルファベット、花と麦穂を組み合わせたアルファベットに続く、3冊目の文字の刺繍図案集です。
英語タイトル: A sea to stitch テーマは海岸。波や砂やロープで描かれたアルファベットに、水平線の景色とちょっと立体的な貝やヒトデが配置されています。 『UN ALFABETO A FIORI』をめくると花咲き乱れる庭園にいるような気持ちになり、 『IN UN CAMPO DI GRANO』では麦畑や花畑を吹き抜ける風を感じます。 本書は、海の青と砂浜のベージュ、それに貝殻のブラウンやグレーの刺繍で溢れ、波の音やカモメの声が聞こえてきそうです。海を愛し、それを刺繍にしたいと努力を重ねたElisabettaさんの、技術とデザインセンスが光る1冊です。 『UN ALFABETO A FIORI』は作品写真と図案が中心だったのに対し、本書ではより詳しい技法解説を追加するべくページを増量しました。 ≪内容≫ ・イタリア語・英語併記 ・ 刺繍糸の色の組み合わせ(DMC糸): イメージや時間、イタリアの地方によっても、海はその表情を変えます。それを表現するための、色の組み合わせのバリエーションを紹介します。グリーンがかった海や夕日の刻の海を表す色の組み合わせも素敵です。 ・材料・道具の紹介 ・図案: すべてのアルファベットについて、縦9cmと縦14cmの大小2つを掲載。ハートや楕円など、文字以外のデザインも掲載。"Sea"など好きな単語を組み込んだ図案の作成方法は、巻末に掲載。 ・刺し方解説: 波、砂浜、地平線の景色、貝殻とヒトデ、ロープと、部分ごとに解説。文章と使用ステッチのイラストを用い、時には作業中の拡大写真も差し込まれます。貝殻の刺し方は、写真を多用し手順ごとにわかりやすく説明しています。 波と砂浜の部分はステムステッチです。 ページ数:87 出版日:2020/10/08 出版社名:Elisabetta Ricami 著者名:Elisabetta Sforza 言語:イタリア語/英語 |
同じシリーズの、小花バージョンも持っています。
今回のは、海のバージョン。
アルファベット刺繍でこういった雰囲気の本は珍しいと思います。
特に貝殻は、リアルにステッチされていて、素敵だなぁと思います。
色味を変えて、桜貝のようなピンクの貝を刺しても良いなぁと思いました。
小花バージョンの時も、同じコメントさせて頂きましたが、大型本で見やすいです。
そして、さすがイタリアなだけあって、華やかです。
言語は、イタリア語と英語です。
本当にステキで何これ~!で、作れる自信も無いのですが、とにかく作ってみたくて即買いしてしまいました。小さな作品の図案もあるので、まずは練習しながら自信がついたらイニシャルに、挑戦したいです。
Elisabetta SFORZAさんのデザインはとても素敵で大好きです。言葉は分かりませんが刺し方の図があるので、刺せそうです。